第150章 一発に一人

彼の横顔は、彫刻のように冷たく硬質だった。その眼差しは淡白かつ冷徹で、慈悲など微塵も感じさせない。

「バン! バン!」

さらに二発。

流れるような所作は、目にも止まらぬ速さだ。

残っていた二人の強盗が、銃声と共に崩れ落ちた。

世界が静寂に包まれる。つい先ほどまで我が物顔で振る舞い、傲慢そのものだった四人の強盗は、一人残らず絶命していた。

宮本陽叶は遮蔽物から出ると、四人の強盗の死体を確認し、手際よく数発の止めを刺した。

全員の死亡を確認して初めて、彼は福田祐衣のもとへと歩み寄る。

逆光の中、その冷静で淡々とした瞳が、涙に濡れて震えが止まらない福田祐衣を見つめた。

次の瞬間、...

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